移転性脊椎腫瘍
どのような病気か
臓器や組織にできたガンが背骨に転移したもので、
転移しやすいのは、主に乳ガンや肺ガンなどです。
ほかにも子宮ガンや胃ガン、前立腺ガン、腎臓ガ ン、甲状腺ガンも転移しやすいガンです。
骨に腫瘍ができてガンに気づくこともあれば、原発が分からないままということもあります。
主な症状
腰や背中が痛み、しだいに寝ている間も痛みが続くようになります。
また腫瘍の部位によっては、四肢マヒ、下肢のマヒ、排尿・排便障害が起こることもあります。
ガンが椎体に転移するともろくなり、ささいなことでも骨折をするようになります。
家庭、病院での治療法
ガンが小さいときは、放射線療法や科学療法、ホルモン療法などを行います。
転移したがんが限局されている場合は、手術や放射線療法を行いますが、
ガンが進行して手術が適さないときは、薬物療法で痛みをやわらげるようにします。
脊髄腫瘍
どのような病気か
脊髄や馬尾神経に腫瘍ができる病気ですが、一般には良性腫瘍でめずらしいものです。
主な症状、治療法
腰痛のほかに、下肢にマヒがあらわれ、慢性的に痛みが続きます。
腫瘍が大きくなると、排尿・排便障害を起こすので、手術で早めに腫瘍を取る必要があります。
結核性脊椎炎
どのような病気か
「脊椎カリエス」とも呼ばれ、結核菌が背骨に感染する病気です。
腰や胸の背骨での発症が多く見られます。
主な症状
結核そのものの症状や、感染した場所により強い胸痛や腰痛が起こります。
ほかに微熱やだるさなどの症状も見られます。
家庭、病院での治療法
ツベルクリン反応、MRIやエックス線検査を行い診断します。
初期ならば抗結核剤を投与しますが、病状が進行して膿が大量にたまっている場合は、
手術で膿と病巣部をとり除きます。
化膿性脊椎炎
どのような病気か
細菌が背骨に感染して炎症が起こり、化膿する病気です。
抵抗力の低下した高齢者に多く、糖尿病やガンのある人にも多く見られます。
主な症状
高熱とはげしい腰・背中の痛みで始まる急性型のほか、
にぶい痛みで始まる慢性型もあります。
症状が進行し重症になると麻痺を起こすこともあります。
家庭、病院での治療法
初期の場合は抗生物質で治療し、腰椎コルセットなどを使って安静にします。
膿がたまった場合は手術をし、膿や病巣部をとり除きます。
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